研究課題/領域番号 |
16K08211
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
武田 真莉子 神戸学院大学, 薬学部, 教授 (70257096)
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研究分担者 |
亀井 敬泰 神戸学院大学, 薬学部, 助教 (40637451)
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研究協力者 |
Khafagy El-Sayed
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 細胞膜透過ペプチド / バイオ薬物 / バイオアベイラビリティ / 生体膜透過 / 吸収促進 / インスリン / アルギニン / トリプトファン / バイオ医薬 / 難吸収性薬物 / 経口製剤 / ドラッグデリバリー / 吸収改善 |
研究成果の概要 |
本研究は難吸収性物質(バイオ薬物・中分子薬)の経口創薬に有効活用できる生体膜透過デリバリー基盤技術を確立することを目的とした。研究の結果、細胞膜透過ペプチド(CPPs)はバイオ医薬のみならず、BCS Class IIIに属する低分子~中分子薬(分子量300~1000)についてもバイオアベイラビイティ(BA)・ブースティング効果を発揮できることが明らかとなった。さらに既に臨床使用されているCPPs構成アミノ酸(アルギニンやトリプトファンなど)についても、バイオ薬物の強力なBAブースターとなり得る革新的知見が得られ、本基盤技術の経口創薬への早期有効活用の可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、創薬とそれに続く臨床開発分野では “難吸収性(低膜透過性)の克服”という困難な課題に直面している。本研究は、その課題に対し普遍的な解決法を提案することを究極の目標として、難吸収性物の経口創薬に有効活用できる生体膜透過デリバリー基盤技術を確立することを目的としている。CPPsおよび構成アミノ酸を非架橋型で用いる本BAブースティング技術は、本研究の成果が示すように、低分子、高分子およびナノ粒子などのDDSキャリアにも万能に適用可能な革新的な技術であり、今後、世界の経口製剤開発をリードし、創薬・創剤開発に多大な貢献ができるものと期待される。
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