研究課題/領域番号 |
16K08217
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
方 軍 崇城大学, 薬学部, 准教授 (20412736)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | EPR効果 / DDS / 腫瘍ターゲティング / ナノメディシン / 一酸化窒素 / 一酸化炭素 / 腫瘍微小環境 / ニトログリセリン / アルギニン / ヒドロキシウレア / ドラッグデリバリー / 腫瘍 |
研究成果の概要 |
本研究は、腫瘍血流の改善に着目することで、EPR 効果/高分子ナノメディシン腫瘍集積の増強およびより効果的ながん治療につながる併用化学治療法の探索を目的とし、内因性の血流促進・血管透過性因子の代表として一酸化窒素(NO)と一酸化炭素(CO)に注目し、その産生薬を用い、高分子薬剤の腫瘍デリバリーへの促進作用を検討した。NO/CO産生薬の投与により、腫瘍特異的にNO/COを産生し、腫瘍血流の改善・高分子抗がん薬の腫瘍集積(EPR効果)の増加に繋がった。その結果、高分子ナノメディシンの抗がん治療効果はこれらのNO/CO産生薬との併用により著名に向上され、その臨床への応用が強く期待されている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、腫瘍血流の改善による副作用の少ないEPR効果/高分子抗がん治療の増強法を確立できると考えられる。その結果、高分子抗がん剤の腫瘍内デリバリーが数倍から数十倍増加でき、より効率の良い、これまで以上優れた抗がん治療効果が得られる。つまり、本研究の成果はがんの効率的な治療へとつながり、医療費の削減ならびにがん患者のQOLを上げることに寄与するものと強く期待される。
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