研究課題/領域番号 |
16K08235
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
山崎 尚志 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 准教授 (20271083)
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研究分担者 |
南川 典昭 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 教授 (40209820)
伊藤 孝司 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 教授 (00184656)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | スプライス / U1 snRNA / 薬学 / 発現制御 |
研究成果の概要 |
ガラクトシアリドーシスは糖鎖の分解に関わる酵素であるカテプシンA(CTSA)の先天的異常によって発症するリソソーム病である.発症原因となるCTSA遺伝子変異はいくつか報告されているが、日本人患者でよく見られる一塩基変異(IVS7 +3a>g)は異常なRNAスプライスを起こすため酵素が欠損する.我々はRNAスプライスに必要な細胞内因子U1 snRNAに着目し、塩基を改変したU1 snRNAによってこの変異を持つCTSA遺伝子から正常なmRNAを合成することに成功した.個体レベルでこの方法が適用できれば本疾患の有効な治療法になる可能性がある.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は、ガラクトシアリドーシスの発症原因となるCTSA遺伝子IVS7 +3a>g変異によって起こるRNAスプライス異常を、改変U1 snRNAによって是正できることを培養細胞を用いた実験によって明らかとした.ガラクトシアリドーシスは難病指定されているリソソーム病(ライソゾーム病)の一種であり、現在は対症療法しか存在せず、根本的な治療法は確立されていない.RNAスプライス異常が原因で発症する他の遺伝性疾患においても塩基改変したU1 snRNAを治療に用いる試みが為されている.従って、我々の確立した手法をさらに進展させればガラクトシアリドーシスの有効な治療法開発に繋がることが期待できる.
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