研究課題/領域番号 |
16K08247
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
原田 陽介 東京理科大学, 薬学部生命創薬科学科, 講師 (20328579)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | T細胞 / B細胞 / 抗体 / 免疫記憶 / 液性免疫 / Tfh細胞 / 抗体産生 / 濾胞性ヘルパーT 細胞 / Tfh / メモリーT細胞 / 制御性T細胞 |
研究成果の概要 |
B細胞による抗体産生には濾胞性ヘルパーT (Tfh)細胞と呼ばれるT細胞による助けが重要であることがわかってきた。 Tfh細胞の生体内における動態を明らかにすることは、様々な感染症や自己免疫疾患の治療法の開発に非常に重要である。そこでTfh細胞がどのような過程を経てメモリー細胞に変化していくのかを明らかにするために、Tfh細胞の生体内における追跡が可能な2種類の遺伝子改変マウスを作成した。これらのマウスにタモキシフェンを投与することで、生体内に存在するTfh細胞に蛍光物質を発現させ、その動態を追跡することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでTfh細胞特異的な遺伝子改変が可能なツールは報告されていなかったが、今回我々が作製したCxcr5CreERT2マウスとBcl6Tomato-CreERT2マウスは、それを可能とする世界初のツールである。これらのマウスを使うことで、生体内でTfh細胞を継続的に追跡することが可能になった。これらのマウスの解析からTfh細胞のメモリー細胞への分化やTfh由来メモリー細胞の維持のメカニズムが明らかになれば、新たなワクチンやアレルギー、自己免疫疾患の治療薬の開発につながるだろう。
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