研究課題/領域番号 |
16K08248
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
|
研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
村上 康文 東京理科大学, 基礎工学部生物工学科, 教授 (90200279)
|
研究分担者 |
柏葉 脩一郎 東京理科大学, 基礎工学部生物工学科, 助教 (40735461)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 転写制御 / Mitotic bookmarking / ゲノムワイド解析 / 細胞周期 / 転写因子 / 遺伝子 / ゲノム / トランスレーショナルリサーチ |
研究成果の概要 |
哺乳類の細胞分裂ではM期で大規模な転写抑制が生じ、G1期で転写再活性化が起こる。この機構には Bookmarking 因子と呼ばれる転写因子が関与しているが、未だ不明な部分が多い。本研究では、早期G1期に転写が再活性化する遺伝子を網羅的に解析し、これら遺伝子の上流領域に存在するモチーフに着目することで、新規の Bookmarking 因子を探索した。本研究では、転写因子 GABPA が新規の Bookmarking 因子として、M/G1移行期を通してクロマチンに結合し、細胞分裂後の転写再活性化に寄与することを新たに見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、新規 Bookmarking 因子として GABPA を新たに同定した。生物の発生過程において、一つの受精卵が増殖し、また、それぞれの組織で特異的な機能を持った細胞へと分化するためには、細胞周期のM/G1移行期において転写の再活性化が規則正しく行われる必要がある。また、その不備は細胞のがん化へも繋がることから、本研究結果は、細胞の分化を理解する上で重要な発見であるとともに、新たな発がん機構の解明に繋がる可能性がある。
|