研究課題/領域番号 |
16K08273
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理系薬学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
宮本 理人 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 助教 (60456887)
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研究協力者 |
梅本 果奈
上島 沙弥香
友川 剛己
土屋 浩一郎
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | AMPK / エネルギー代謝制御 / メタボリックシンドローム / 細胞内情報伝達 / 代謝疾患 |
研究成果の概要 |
身体運動によるメタボリックシンドローム改善作用の鍵となる5’AMP-activated protein kinase (AMPK)に食餌性の刺激により調節される新たな翻訳後修飾を見出し、その制御機構を細胞間、細胞内情報伝達の観点から明らかにした。これらはAMPK活性の新たな調節機構の一つであり、本研究によりAMPKが身体運動と食事というそれぞれ異なる外部刺激からのシグナルがクロストークし、エネルギー状態の調節を行う場であることがその機序とともに解明された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により糖尿病や肥満、メタボリックシンドロームなどの複合的代謝疾患を予防、治癒しうる標的分子であるAMPKの新たな活性制御機構や生理学的意義が明らかとなり、新たな代謝疾患治療薬の創薬に繋がることが期待される。さらに、高齢化社会において増加が見込まれる神経変性疾患やガンなどに対する予防、治療戦略の構築にも有益であり、身体運動や食事療法の健康向上効果の一部を模倣可能な薬物の創出にも重要な情報がもたらされた。現在これらの情報を元に、AMPK活性を制御する一連の新たな化合物を見出し、構造展開を進めている。
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