研究課題/領域番号 |
16K08279
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理系薬学
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研究機関 | 星薬科大学 |
研究代表者 |
五十嵐 信智 星薬科大学, 薬学部, 講師 (40409363)
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研究分担者 |
今 理紗子 星薬科大学, 薬学部, 特任講師 (90779943)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 腸内細菌 / アクアポリン / 大腸 / プレバイオティクス / 抗生物質 / 膜タンパク質 / 消化管 |
研究成果の概要 |
本研究では、腸内細菌と大腸の水チャネル「アクアポリン(AQP)」との関係について明らかにすることを目的とした。その結果、腸内細菌が大腸のAQP3の発現量をコントロールしていることがわかった。また、下剤やプレバイオティクスによる便秘改善効果に、腸内細菌によるAQPの発現調節が関与していることが明らかとなった。本結果は、腸内細菌の変動に伴う消化管疾患の新たな治療法や予防法に関して、有益な知見となり得ると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、過敏性腸症候群などの消化管疾患患者が増加の一途をたどっており、社会的に問題となっている。これら疾患の発症には腸内細菌の異常が関与していると考えられているが、その詳細は不明であった。本研究結果から、便の濃縮に重要な機能分子アクアポリンが、腸内細菌によって制御されていることが明らかとなった。本結果は、上述した消化管疾患に対する新たな治療法・予防法を提案する上で重要な知見となり得る。
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