研究課題/領域番号 |
16K08291
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理系薬学
|
研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
首藤 恵子 崇城大学, 薬学部, 講師 (70510692)
|
研究協力者 |
甲斐 広文
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 嚢胞性線維症(CF) / SIGIRR / IL-37b / Δ8-SIGIRR / スプライススイッチ / CF / 細胞膜上発現 / 嚢胞性線維症 / Toll-like receptor / 炎症制御 |
研究成果の概要 |
嚢胞性線維症(CF)は慢性呼吸器炎症が主病変の遺伝性疾患であるが、その病態形成の一つとして炎症性シグナルを伝達するToll-like receptors(TLRs)のシグナル抑制分子の発現又は機能が低下していることが挙げられる。 本研究ではTLRシグナル抑制分子SIGIRRとそのリガンドである抗炎症性サイトカインのIL-37bに着目し、CFにおける抗炎症性IL-37b-SIGIRR経路の機能解析を行った。その結果、CF細胞では変異型SIGIRRの発現が上昇することで正常型SIGIRRの細胞膜上発現量が低下し、IL-37bによる抗炎症作用が消失していた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年CFの原因遺伝子に対する治療薬が認可され根治治療への期待が高まる一方、未だ解決できない問題として挙げられているのが、CF患者の多くで認められる感染症およびそれに伴う慢性炎症である。故にCF炎症の分子基盤の解明および感染・炎症を調節する因子の探索は、今後ますます重要となることが予想される。本研究は、未だCF研究領域において報告のないSIGIRRおよびIL37bを標的とした新たな炎症治療薬法を模索する初めての試みである。
|