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サイコサポニン生合成機構の解明および酵母による生産

研究課題

研究課題/領域番号 16K08314
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 天然資源系薬学
研究機関徳島文理大学

研究代表者

野路 征昭  徳島文理大学, 薬学部, 准教授 (80271534)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードサイコサポニン / 生合成 / シトクロムP450 / 薬学 / 植物 / 酵素 / 遺伝子 / バイオテクノロジー
研究成果の概要

ミシマサイコのESTデータベースを検索することで、これまでに単離されたβ-アミリンの28位の炭素を水酸化するシトクロムP450、R144792と、16α位の炭素を水酸化する酵素、Rnn2525に加え、23位を水酸化するR144574、16β位を水酸化するRnn9542および13位と28位間のエーテル結合を形成するCL4443を単離した。これでサイコサポニン生合成に関与する全てのシトクロムP450を同定することに成功した。これらの酵素遺伝子を酵母で発現させた結果、ミシマサイコの主要なサポニンであるサイコサポニンAのアグリコン、サイコゲニンFを生産させることに成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

サイコサポニン生合成に関与する全てのシトクロムP450を同定することに成功したことで、植物がつくる複雑な二次代謝物の生合成機構の解明が可能となった。またミシマサイコのサイコサポニン生合成に関与する酵素の6遺伝子を酵母内で同時に発現させることに成功した。その結果、ミシマサイコの主要なサポニンであるサイコサポニンAのアグリコンを酵母で生産させることに成功した。このことにより、酵母を用いて植物が産生する有用な代謝物を早く、大量につくりだすための基盤作りに成功したといえる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2019 2018 2017 2016

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] サイコサポニン生合成に関与する酵素遺伝子の探索2019

    • 著者名/発表者名
      中西亜季 野路征昭 西澤奨 兼目裕充 米山達朗 梅山明美
    • 学会等名
      日本薬学会第139年会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 酵母を用いたサイコゲニンおよびその関連化合物の生産2019

    • 著者名/発表者名
      大橋幸治 野路征昭 岡本育子 米山達朗 梅山明美
    • 学会等名
      日本薬学会第139年会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] サイコサポニンA, Cの生合成に関与するβ-アミリンC-16β水酸化酵素の探索2018

    • 著者名/発表者名
      西澤奨 野路征昭 米山達朗 兼目裕充 岡本育子 梅山明美
    • 学会等名
      日本生薬学会第65回年会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] サイコサポニン生合成に関与するシトクロムP450遺伝子の単離と機能解析2017

    • 著者名/発表者名
      野路征昭、遠藤加奈子、兼目裕充、岡田岳人、高橋宏暢、浅川義範、豊田正夫、梅山明美
    • 学会等名
      日本生薬学会第64年会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] サイコサポニン生合成に関与するシトクロムP450および糖転移酵素の探索2016

    • 著者名/発表者名
      野路征昭、山口誠美、新見明子、兼目裕充、岡田岳人、高橋宏暢、浅川義範、豊田正夫、梅山明美
    • 学会等名
      日本生薬学会第63年会
    • 発表場所
      富山
    • 年月日
      2016-09-24
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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