研究課題/領域番号 |
16K08328
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
創薬化学
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研究機関 | 新潟薬科大学 |
研究代表者 |
川原 浩一 新潟薬科大学, 薬学部, 准教授 (10347015)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | アルツハイマー病 / 記憶障害 / レチノイド / レチノイン酸受容体 / レチノイドX受容体 / 肝臓X受容体 / ミクログリア亜種 / 9F5抗原 / 1型ミクログリア / GPNMB / 視覚障害 / 脳白質障害 / 精神疾患 / 強迫性障害 / 毛繕い / Am80 / Bexarotene / truncated GPNMB / 2型ミクログリア / モノクローナル抗体 / GFPノックインマウス / ミクログリアサブタイプ / メラノコルチン関連ペプチド |
研究成果の概要 |
本研究では、「RAR:RXR同時活性化によるアルツハイマー病治療」の早期実現をめざし、これまで用いてきたRXR作動薬(HX630)ではなく、RXR作動薬として唯一臨床導入されているベキサロテンに注目し、RAR作動薬・タミバロテン(Am80)との併用療法により、AD病態が著明に改善されるかを調べた。また、2型ミクログリア(2型MG)と機能的にも異なる1型MGのマーカー分子(9F5抗原Gpnmb)の解析を進めた。さらに、その分子がADの新たな治療標的分子となるかを調べることにより、MG亜種の機能分化制御によるAD治療法の開発をめざした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1型ミクログリアに発現するGPNMBは、AD病態の悪化に関与する可能性が初めて明らかとなった。本研究はGPNMBがアルツハイマー病の記憶障害に寄与する分子であることを初めて示唆するもので、今後より詳細な分子機序の解明や適切な治療薬の開発を検討するための第一歩である。
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