研究課題/領域番号 |
16K08332
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
創薬化学
|
研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
北條 恵子 神戸学院大学, 薬学部, 助教 (20289028)
|
研究分担者 |
津田 裕子 神戸学院大学, 薬学部, 教授 (10098478)
日高 興士 神戸学院大学, 薬学部, 講師 (30445960)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | ペプチドアナログ / インスリンファミリー / GPCR / ステープルペプチド / ヘリックス / 神経ペプチド / ペプチド合成 / リラキシン / アゴニスト / アンタゴニスト / ペプチド固相合成 / モダリティー / PPI / リラキシンスーパーファミリー / ステープルヘリックス / 二次構造 / CD / 肥満 / 薬学 / 脳・神経 / 有機化学 |
研究成果の概要 |
リラキシン-3は、視床下部に局在するリラキシン受容体3(RXFP3)の内因性リガンドとして発見された。RXFP3は、肥満、精神疾患の創薬標的となっている。リラキシン-3は、ペプチドA鎖B鎖からなり、インスリンと相同性の高い立体構造をもつ中分子である。RXFP3活性化に必須なリラキシン-3の残基は、B鎖に集中している。そこで、本申請研究では、低分子化したB鎖一本鎖ステープルペプチドを基盤とする強力なRXFP3アゴニストの開発を行った。検討探索の結果、架橋した 17 残基からなる一本鎖のアゴニストの開発に成功した。このステープルペプチドアナログは、抗肥満薬のリードとして期待される
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リラキシン-3は、インスリンスーパーファミリーに属ている神経ペプチドの一つである。このスーパーファミリーに属するペプチドの構造改変はあまり研究がなされてこなかった。その理由は、二本鎖の中分子であるが故に、低分子化、改変分子におけるNativeコンフォメーションの再現に困難が伴うからである。しかし、リラキシン-3をB鎖のみのステープルペプチドとすると、その合成は容易となり改変も可能である。更には、多分子間相互作用を狙った二価性、三価性のアナログ等の創製も可能となる。このような高機能なペプチド性医薬品の投入は、規模を拡大し続けている精神疾患の創薬マーケットにインパクトを持って迎えらえるはずである。
|