研究課題/領域番号 |
16K08344
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境・衛生系薬学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
黒羽子 孝太 静岡県立大学, 薬学部, 講師 (90333525)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | IgA / ワクチン / 免疫学 / リポソーム / ベロ毒素 / 粘膜免疫 / 微生物 / 感染症 |
研究成果の概要 |
ベロ毒素の糖鎖認識サブユニット (Stx1B) は抗原性が低く、抗体誘導が困難であった。抗原性の増大を目的として、主要組織適合遺伝子複合体クラスⅡに提示されT細胞を活性化するペプチドと、Stx1Bを共存させたリポソームワクチンを作製しマウスに経鼻免疫した。ペプチドの効果についてはさらに検討が必要であったが、Stx1Bのリポソーム化による抗原性の増大が確認できた。Stx1Bで免疫したマウス由来のリンパ組織を用いてハイブリドーマを作製し、抗体遺伝子を獲得した。さらに、毒素中和活性を持つ抗Stx1B分泌型IgAを得ることが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
粘膜免疫の効果的な誘導、抗原特異的IgA 抗体産生ハイブリドーマの作製、抗体を構成する遺伝子を用いて分泌型IgAを構築することが可能になれば、粘膜に投与可能な治療用抗体としての分泌型IgAの研究が大きく発展する。本研究では、病原細菌由来の毒素を抗原として用いることで、臨床応用可能な治療用抗体の作製が可能となる点にも特徴がある。本研究の概念を応用すれば、抗原性に関わらず、粘膜免疫を効果的に賦活化できる経粘膜ワクチンの開発、粘膜に適用可能な治療用分泌型IgAの開発につながり、感染症予防に大きく寄与すると思われる。
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