研究課題/領域番号 |
16K08361
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境・衛生系薬学
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研究機関 | 九州保健福祉大学 |
研究代表者 |
黒川 昌彦 九州保健福祉大学, 薬学部, 教授 (80186527)
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研究分担者 |
渡辺 渡 九州保健福祉大学, 保健科学部, 教授 (50399218)
杉田 千泰 九州保健福祉大学, 薬学部, 助教 (70632694)
吉田 裕樹 九州保健福祉大学, 薬学部, 講師 (90469411)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 腸管免疫 / 細胞性免疫 / サプリメント / 健康食品 / 経口アジュバント / ウイルス感染 / Th1サイトカイン |
研究成果の概要 |
種々のウイルス感染症に対して有効な汎用的経口アジュバントの開発を目指して、健康食品やサプリメントの経口投与物質による腸管免疫を介した細胞性免疫賦活作用を解析した。その結果、1)プロポリスAF-08と乳酸菌(06CC2株)投与HSV-1経皮感染マウスで、腸内のLactobacillus群が細胞性免疫賦活化している可能性、2)AF-08がサイトカイン産生調節作用により関節炎を軽症化した可能性、3)モリンガ葉水抽出エキスの主要成分であるγ-アミノ酪酸が細胞性免疫賦活すること、4)モリンガ葉水抽出エキスがアレルギー反応でTh1免疫優位にTh1/Th2バランスを改善することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の特色・独創的な点は、ウイルスとは異なる抗原を認識する腸管免疫系を介して、種々のウイルス感染に対する細胞性免疫を賦活化できる汎用性のある経口アジュバントの開発に繋げることである。この考えは、従来の体液性免疫賦活作用の強いワクチンの概念とは異なり、腸管免疫系が微生物に特有かつ共有の構造を認識し、細胞性免疫反応を強く誘導することができることに由来している。この系が立証できれば、ウイルス感染症の予防・治療に偉大な貢献が可能である。
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