研究課題/領域番号 |
16K08372
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
阿部 真治 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 准教授 (00403717)
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研究分担者 |
西岡 安彦 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (70274199)
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研究協力者 |
加藤 幸成
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 抗体療法 / ADCC / 腫瘍免疫 / 抗体医薬 / トランスレーショナルリサーチ / 薬学 / 癌 |
研究成果の概要 |
腫瘍特異的抗体療法の主たる作用機序は抗体依存性細胞障害(ADCC)活性であり、様々な因子によってその活性誘導が制御されていると考えられているが、その詳細な機序はいまだ不明である。本研究において、抗体投与時に発現上昇が認められたS100A8/A9について検討を行ったところ、このS100A8/A9が抗体医薬の抗腫瘍効果に影響を与える可能性が認められた。また、抗がん剤であるペメトレキセドの処置によりポドプラニン発現への影響が認められたが、in vivoにおける検討では抗体医薬との併用で抗腫瘍効果の増強が確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難治性悪性腫瘍では既存療法で十分な治療効果をあげる事が非常に困難であり、腫瘍特異的抗体療法についてもさらなる改良が必要である。本研究により、抗体医薬の作用機序に関わる因子が同定され、in vitro および in vivo において抗体医薬により誘導される抗腫瘍効果への影響が認められた。この結果は学術的にも意義あるものであり、今後の腫瘍特異的抗体療法の作用機序の更なる解明につながると考えられる。また、抗体医薬の治療効果改善につながる成果であり、社会的に意義ある成果であると考えられる。
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