研究課題/領域番号 |
16K08374
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
中村 克徳 琉球大学, 医学部附属病院, 教授 (20361363)
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研究分担者 |
益崎 裕章 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00291899)
安藤 雄一 名古屋大学, 医学部附属病院, 教授 (10360083)
松永 民秀 名古屋市立大学, 大学院薬学研究科, 教授 (40209581)
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研究協力者 |
飯田 真介
莚田 泰成
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | リツキシマブ / インフュージョンリアクション / 遺伝子多型 / 抗体医薬 / 分子標的薬 / 実験動物 / 人種差 / TGN1412 / 治験 / 遺伝子解析 / HLA遺伝子型 |
研究成果の概要 |
インフュージョンリアクションは、抗体医薬投与直後に発現する副作用であり、その予測は非常に重要になってきている。本研究では、リツキシマブ投与直後に副作用を発現した患者の遺伝子多型を解析することによりインフュージョンリアクションリスク因子を明らかにした。【意義】FcRn 遺伝的多型の影響などのリスク因子を明らかにしたことで、リツキシマブ誘発性インフュージョンリアクションの予防および有効性の個人差を考慮した最適な使用が可能となることが期待される。【重要性等】リツキシマブによる本研究を抗体医薬に一般化し、抗体医薬を最初にヒトへ投与する臨床試験前に行う「前臨床試験」に応用可能であることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、ヒトにおけるインフュージョンリアクションを正確に評価するインビトロ試験系は存在しない。さらにインフュージョンリアクションを評価する場合には、ヒトであっても治療および予防に用いる薬物の有無・投与量、人種差および環境因子による影響が無視できないことが予想される。本研究では、現在解明されていないインフュージョンリアクションリスクの高い患者の遺伝的傾向を明らかにした。今後有効に活用することにより、予防効果を発揮することが期待される。さらに、インフュージョンリアクション評価系の開発につなげることで、ヒトに薬物を最初に投与する臨床試験前に行う前臨床試験に応用可能であることが期待される。
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