研究課題/領域番号 |
16K08380
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 昭和薬科大学 |
研究代表者 |
清水 万紀子 昭和薬科大学, 薬学部, 准教授 (90307075)
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研究分担者 |
山崎 浩史 昭和薬科大学, 薬学部, 教授 (30191274)
村山 典惠 昭和薬科大学, 薬学部, 講師 (90219949)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | フラビン含有酸素添加酵素 / FMO / サル / 薬物代謝 |
研究成果の概要 |
フラビン含有酸素添加酵素(FMO)は化学物質、食品由来成分および医薬品などの窒素および硫黄原子の酸化反応を触媒する。ヒト肝FMO3 に関する薬物代謝消失や薬物相互作用の情報は増えつつあるが、FMO が医薬品の全身における消失に影響するか否かの情報は十分ではない。本研究ではヒト肝細胞を移植されたヒト化マウスや非ヒト霊長類モデル動物を用いて検討を行った。ヒト肝移植マウスおよび小型の非ヒト霊長類であるマーモセットでは肝と腎臓におけるFMOの役割を考慮する必要があり、サルではヒトに類似していることが推察され、FMOを介した薬物相互作用を検討するうえで有用であることが推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、肝のみならず腎の酸素添加酵素活性を考慮する点に学術的意義がある。医薬品開発で用いられている実験動物の肝および腎のFMO各分子種の触媒活性および薬物相互作用の情報は少なく、FMOの関与する薬物の体内動態の詳細を明らかにすることは、FMO が代謝を触媒する医薬品の開発を進める上で意義深いと考える。さらに、FMO3によって食品由来成分トリメチルアミンから生成するN酸化体は動脈硬化悪化が提唱されており、疾患の影響因子として基盤となることが期待できる。
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