研究課題/領域番号 |
16K08392
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 東北医科薬科大学 (2017-2018) 東北大学 (2016) |
研究代表者 |
村井 ユリ子 東北医科薬科大学, 薬学部, 教授 (70209998)
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研究協力者 |
中村 仁
鈴木 裕之
八木 朋美
石田 洋介
猪股 麻梨愛
杉村 咲穂
松尾 衿奈
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 臨床薬剤学的評価 / 患者状態 / 服薬関連身体機能 / アドヒアランス / 薬物療法 / 服薬管理スコア / 剤形選択フローチャート / 患者の評価指標 / 薬の適正使用 / 薬剤選択 / 領域横断的指標 / 薬学 |
研究成果の概要 |
より適切な薬物療法のため簡便な患者アセスメント指標を作成した。 服薬管理状況の全体像を把握するため、服用剤数、残薬、理解力、服薬に要する身体機能など、薬剤関連2項目、患者関連10項目からなる服薬管理簡易評価ツール PharMA score (Pharmacotherapy-Management Simple Assessment Score) を作成した。 また服薬のための自助具使用や要介助など、服薬動作の4段階のGradeを定め、各剤形の使用に必要な手指機能(手指可動域やピンチ力等の基本機能と、薬剤の計量や開封等の作業能力)を特定した。これを用いて剤形選択のためのフローチャートを作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究過程で、適切な薬剤選択のために考慮すべき要因や服薬に必要な動作が明らかになった。また服薬に関わる患者の状態をスコア化することにより定量的解析が可能になった。 今回作成した服薬管理簡易評価ツール PharMA scoreや剤形選択のためのフローチャートなどにより、薬物療法を受ける一人ひとりの患者状態の評価が簡便にでき、医療スタッフ間の情報伝達が迅速・正確になることが考えられる。 またこれらのツールに組み込まれた評価指標が臨床に浸透することにより、その後の種々の臨床研究の基盤になることが考えられ、研究の進展によって適切な薬物療法がもたらされることが期待される。
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