研究課題/領域番号 |
16K08394
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
永田 将司 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 准教授 (40412829)
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研究協力者 |
安原 眞人
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 副作用 / 血糖値 / クロザピン / アドレナリン / オランザピン / クエチアピン / Pharmacokinetics / Pharmacodynamics / 速度論モデル / 薬理学 |
研究成果の概要 |
非定型抗精神病薬であるクロザピンをラットに静脈内投与したところ、いずれの投与量においても血糖値は上昇した。さらに、血糖値上昇に関わる内因性物質であるアドレナリン及びグルカゴンが上昇することを明らかにした。同系統の抗精神病薬であるオランザピンではグルカゴン上昇は認められなかったことから、血糖値上昇のメカニズムは同系統の薬物であっても異なる可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬物により引き起こされる高血糖や低血糖は、患者の生命にも関わる重大な副作用であり、これらの血糖値異常の副作用が、臨床使用の妨げとなる薬物も少なくない。これらの薬物を安全に使用するためには、血糖値異常のメカニズムの全容を明らかにし、個別の患者における血糖値異常の予測や予防法の開発につなげることである。本研究により、非定型抗精神病薬による血糖値異常のメカニズムを明らかにすることができ、今後の薬物療法の安全性の向上に大きく貢献するものと期待される。
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