研究課題/領域番号 |
16K08395
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
藤 秀人 富山大学, 大学院医学薬学研究部(薬学), 教授 (90346809)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 時間治療 / 末梢神経障害 / パクリタキセル / オキサリプラチン / シスプラチン / 時間薬理 / Cisplatin / プレガバリン / Oxaliplatin / Paclitaxel / 薬剤性末梢神経障害 |
研究成果の概要 |
プラチナ系抗がん剤であるシスプラチンとオキサリプラチンの副作用に、末梢神経障害がある。本研究では、投薬時刻を考慮し、この副作用を軽減することを目的とした。実験動物を対象に、両薬物を種々時刻に投薬したところ、これらの副作用を軽減できる投薬時刻があることを明らかにした。また、これらの副作用を抑制できるメカニズムを明らかにした。また、シスプラチンでは、時間治療でも改善できなかった神経過敏症を、既存の薬物の併用で改善できることを証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プラチナ系抗がん剤であるシスプラチンとオキサリプラチンの投薬によって生じる末梢神経障害は、未だ予防法や治療法が開発されていない。本研究では、投薬タイミングを考慮することで、これらの副作用を軽減できることを明らかにした。オキサリプラチンの末梢神経障害については、今後、臨床試験を実施し、基礎研究で得られた成果が実臨床でも有益であるか評価する予定である。ここで有用性が明らかになれば、オキサリプラチンを使用するがん患者にとっては神経障害のない治療を提供できることになる。
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