研究課題/領域番号 |
16K08402
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
須野 学 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (20621189)
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研究分担者 |
大谷 真二 岡山大学, 大学病院, 助教 (10770779)
永坂 岳司 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (30452569)
有吉 範高 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (00243957)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | メチル化DNA / 免疫抑制薬 / ミコフェノール酸 / UGT1A8 / ミコフェノール酸モフェチル / 個別化薬物療法 / 肺移植 / メチル化遺伝子 / ゲノム不安定性 / UGT / ミコフェノールモフェチル酸 / 薬学 / 遺伝子 / 移植 |
研究成果の概要 |
今回の研究により,非メチル化配列をもつ患者はトラフMPA血中濃度が低くなる傾向にあることを明らかにした。UGT1A8 5’フランキング領域におけるメチル化情報は,MMF個別投与量の設定,MPA血中濃度モニタリング時には有用な情報となることを見出した。 本研究の限界点として,UGT1A8発現量の評価まで至っていない,加えて,腸に発現するUGT1A8の影響は評価できていない点がある。今後は,リアルタイムPCRを用いUGT1A8メチル化情報とUGT1A8発現量の差異を明らかにする。さらには,肝移植症例における腸管および肝臓でのUGT1A8に及ぼすメチル化の影響について研究を展開する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究により,UGT1A8 5’フランキング領域中-228に非メチル化配列をもつ患者では,ミコフェノール酸トラフ血中濃度が低くなる傾向にあることを明らかにした。これまでUGT1A8の一塩基多型を用いた遺伝子多型別では説明ができなかったミコフェノール酸トラフ血中濃度の個体差を,エピジェネティック解析 を行う,すなわち,UGT1A8 5'フランキング領域におけるメチル化情報を得ることによって患者個々のミコフェノール酸モフェチルの投与量を設定を可能にし,薬剤師が行うミコフェノール酸血中濃度モニタリング時には有用な情報となることを見出した。
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