研究課題/領域番号 |
16K08413
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
亀井 大輔 昭和大学, 薬学部, 准教授 (80515651)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 顔面神経麻痺 / プロスタグランジン / 末梢性顔面神経麻痺 / プロスタグランジンF2α / プロスタグランジンF受容体(FP) / プロスタグランジンF2 / 抹消性顔面神経麻痺 |
研究成果の概要 |
難治化した末梢性顔面神経麻痺には効果的な治療法が確立されていない。本研究は、顔面神経損傷部位での生理活性脂質プロスタグランジン類に着目し、本疾患に対し新たな治療法の基盤の確立を目指した。 マウス末梢性顔面神経麻痺モデルを用いた薬理学的な解析の結果、顔面神経の損傷部位におけるプロスタグランジンF2α過剰産生が、麻痺の治療抵抗因子として寄与していることが明らかになった。本研究により、プロスタグランジンF2αの阻害が、末梢性顔面神経麻痺の新たな治療法として有用である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
末梢性顔面神経麻痺は、脳神経麻痺の中で最も頻度の高い疾患であり、難治症例に対する治療法は確立されていない。本研究では、顔面神経麻痺の回復過程において、生理活性脂質PGF2αが麻痺の治療抵抗因子として寄与していることを明らかにした。本研究成果は、末梢性顔面神経麻痺の難治化に対して、PGF2α阻害に着目した治療戦略が有効である可能性を示唆しており、学術的・社会的にも意義のある新しい知見であった。
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