研究課題/領域番号 |
16K08415
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
新槇 幸彦 東京薬科大学, 薬学部, 教授 (90138959)
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研究分担者 |
多田 塁 東京薬科大学, 薬学部, 講師 (70635888)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 粘膜ワクチン / がんワクチン / リポソーム / 子宮頸がん / ヒトパピローマウイルス / HPV / 薬学 |
研究成果の概要 |
子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)の持続感染を病因とするものが多いと考えられている。そこで当教室の正電荷リポソームを用いた経鼻投与型粘膜ワクチンシステムによるガン治療ワクチンの開発を目指した。その結果、正電荷リポソームと抗原蛋白質の経鼻投与により、抗原特異的血清IgG2cの亢進と免疫マウスリンパ球の抗原特異的IFN-g産生誘導が見られた。これらのことから、正電荷リポソームを用いた経鼻投与型粘膜ワクチンシステムは細胞傷害性T細胞(CTL)活性を誘導可能であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子宮頸がんを克服するためにはHPVの持続感染リスクを低減する予防ワクチン、あるいは発症後にがんを除去する治療ワクチンが考えられる。しかしながら、子宮頸がんに対する治療ワクチンは上市されていない。本研究の成果は、子宮頸がんワクチンなどに対する経鼻投与型の治療用ワクチンに繋がることが期待される。このことにより、女性の死因の一因である子宮頸がんの克服に繋がると考えられる。
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