研究課題/領域番号 |
16K08425
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
|
研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
吉田 都 武庫川女子大学, 薬学部, 教授 (20369028)
|
研究分担者 |
内田 享弘 武庫川女子大学, 薬学部, 教授 (70203536)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 味覚センサ / バイオセンサ / 苦味評価 / 苦味 |
研究成果の概要 |
現在、特定の味を定量的に評価する味覚センサは、開発されているが、全ての医薬品もしくは開発段階の薬物の苦味評価ができるまでには至っていないのが現状である。本研究では、医薬品の苦味受容反応を定量的苦味受容体および電位依存性プロトンチャネルを共発現させた細胞を用いたバイオセンサによる医薬品の定量的苦味受容反応および時間依存的苦味受容反応の評価方法を確立した。生体物質を利用したバイオマテリアルセンサにより、従来のバイオミメティックセンサよりも生体反応に近い苦味評価を行うことができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般に普及している味覚センサは味蕾細胞に見立てた細胞膜成分と苦味物質との結合を in vitroで評価した系であり、全ての医薬品の苦味を測定できていないのが現状である。そこで本研究では、苦味受容体と苦味物質の結合により味蕾細胞内の情報伝達系が活性化された結果生ずるチャネルを経た細胞内外へのイオンの移動に伴う膜電位の変化を利用して苦味を評価する。膜電位依存性プロトンチャネルの共発現により、膜電位変化が大きくなり、苦味受容反応の検出が容易となる。この苦味評価系を用いて、小児科領域での利用される口腔内崩壊性を付与したミニタブレットなどの新規機能性製剤の開発につながる。
|