研究課題/領域番号 |
16K08431
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 九州保健福祉大学 |
研究代表者 |
河内 明夫 九州保健福祉大学, 薬学部, 教授 (80389593)
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研究分担者 |
佐藤 圭創 九州保健福祉大学, 薬学部, 教授 (00315293)
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研究協力者 |
福森 正郎
村上 貴哉
本屋 敏郎
下堂薗 権洋
古家 隆
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | POCT / 地域薬局 / 薬剤師 / 検体測定室 / 薬学 / 臨床 / 社会医学 |
研究成果の概要 |
我々は、新たな薬剤師業務としてPOCT(point of care testing)を導入した。薬局での血糖・HbA1c測定は、糖尿病治療群および糖尿病予備群とされる地域住民に対して血糖コントロール改善・維持に好影響を与える可能性が見いだされ、インフルエンザウイルス検査もインフルエンザ流行期の地域保健活動に有用であることを明らかにした。また歯周病原因菌チェックは薬局と歯科医院が連携できることを示した。薬局におけるPOCT利用は測定した本人の自覚を促し、服薬コンプライアンスの向上、生活習慣改善への健康意識向上、受診勧奨の強化につながるものと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
科学技術の進歩に伴い、臨床検査は機械の小型化、操作の簡易化、検査時間の短縮等により、患者のいる場所や時間に縛られずに、利用可能になってきた。薬局での血糖・HbA1c・脂質の測定は法的にも実施可能である。今回、臨床研究として新たにインフルエンザウイルスや歯周病原因菌をチェックを病院、薬剤師会及び保健所等と連携して実施可能かどうかを探り、実現に向けた問題点の抽出を行うことができた。地域住民に役に立つ新しい薬局の将来像の一端を提案することができたと考えている。
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