研究課題/領域番号 |
16K08433
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 国立医薬品食品衛生研究所 |
研究代表者 |
佐井 君江 国立医薬品食品衛生研究所, 医薬安全科学部, 室長 (20195960)
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研究分担者 |
今任 拓也 国立医薬品食品衛生研究所, 医薬安全科学部, 主任研究官 (20368989)
堀 雄史 浜松医科大学, 医学部附属病院, 薬剤師 (20436786)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | データベース / 重篤副作用 / リスク因子 / 免疫修飾因子 / 医薬品情報 |
研究成果の概要 |
免疫機序の関与が示唆される3種の重篤副作用(薬物アナフィラキシー、重症薬疹、薬物性肝障害)について、医薬品(薬効群)別に、感染症等の免疫修飾要因との関連性を、各国の副作用報告データベース(DB)及び日本の医療情報DBを用いて解析した結果、3種の重篤副作用の発症に、感染症併発を主とする免疫修飾要因の寄与が示され、特に消炎鎮痛剤による重症薬疹の発症において、その影響度が高いことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究から、特定の医薬品の治療に際して、治療前の免疫修飾要因、特に感染症や免疫系の異常を有する疾患を併発している際には、薬物アナフィラキシー、重症薬疹、肝障害の発症リスクへの注意喚起が必要となることが示唆された。また、免疫系への影響も考慮した適切な医薬品の選択によって、副作用の防止や軽減につながる可能性も考えられる。本結果が、今後の免疫関連副作用の発症機序の解明や予防のための研究につながる可能性が期待される。
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