研究課題/領域番号 |
16K08454
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
村上 志津子 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤助教 (20255649)
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研究分担者 |
鈴木 ちぐれ 順天堂大学, 医学部, 助教 (40536629)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 嗅プラコード / 嗅神経 / 嗅覚回路 / ニューロン移動 / ガイドポスト細胞 / GnRHニューロン / ニワトリ胚 / 一次嗅覚路 / 蛍光トレーサー / 細胞移動 / 発生・分化 / 嗅覚回路形成 / 移動細胞 |
研究成果の概要 |
嗅プラコード上皮から初期に移動する未熟ニューロンと嗅神経路形成との関係を調べた。ニワトリ3日胚では嗅プラコード由来移動細胞が上皮と終脳をつなぐ細胞索を形成する。初期細胞索の物理的破壊は嗅神経路形成を阻害した。蛍光トレーサーなどを用いたプラコード上皮標識実験では、2.5日胚標識細胞は4.5-6日胚の嗅神経と終脳の結合部に集合したが、3.5日胚標識細胞は集合しなかった。初期に移動する嗅プラコード由来細胞は嗅神経路形成のガイドポストとして機能する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
嗅神経伸長前に嗅プラコード上皮から細胞が終脳に向かって移動し、細胞塊を形成する現象は多くの動物で観察されているが、その役割は明らかでない。本研究によって、初期の嗅プラコード由来移動細胞は嗅神経路形成に必須の細胞構造を形成することが判明し、さらに嗅神経と終脳の結合を決めるガイドポストとして機能する可能性が示された。これらは、嗅覚発生における新規の知見であり、初期の嗅覚回路形成機構における新しい概念を提示している。
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