研究課題/領域番号 |
16K08455
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
木南 利栄子 金沢医科大学, 医学部, 助教 (60163672)
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研究分担者 |
薗村 貴弘 朝日大学, 歯学部, 准教授 (40347092)
本間 智 金沢医科大学, 医学部, 教授 (40285581)
上村 守 大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (30351472)
安高 悟 金沢医科大学, 医学部, 助教 (30139787)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | ヒト脳 / 海馬 / 脳血管 / パラフィン連続切片 / 三次元再構築 / 血管 / ヒト海馬 / 三次元立体再構築 / 連続切片 |
研究成果の概要 |
ヒト海馬の分節的構造と血管との関係を明らかにするため、ヒト海馬(体部)の連続パラフィン切片を作製したのち、HE染色と血管壁の特異マーカーであるα‐SMA抗体を用いた免疫染色を交互に行った。これらの画像はデジタル化したのちに、三次元再構築ソフトをもちいて海馬皮質構造と血管との相互関係を三次元的に再構築した。これまでに我々は、海馬の皮質構造には長軸方向に分節的な構造があることを報告してきた。本研究では、海馬に分布する血管においても長軸方向に対して一定間隔で内外側方向に走行する分節的な走行様式を呈していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海馬に関係する疾患の多くはその血液量の変化に強い影響を受けることが知られているが、脳の構造がヒトと異なる実験動物を用いた研究からそれらを理解することは難しい。本研究において、長軸方向に分節構造をもつ海馬皮質と同様に、海馬に分布する血管走行においても一定間隔に内外側方向に分節的な走行様式を示すことが明らかとなった。この様な結果から、海馬は長軸方向にある一定の分節的皮質領域ごとに血液供給が行われていることが示唆された。この様な手法を用いたヒト海馬皮質と血管走行との関係を調べた報告はこれまでに無く、解剖学における基礎的構造を示す報告としてだけではなくは臨床的にも極めて重要な知見になると考えられる。
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