研究課題/領域番号 |
16K08467
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 広島大学 (2019) 鳥取大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
林 利憲 広島大学, 両生類研究センター, 教授 (60580925)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | イベリアトゲイモリ / cyclin D / 心臓再生 / 心筋細胞 / 新規モデル / 細胞周期 / サイクリンD / イモリ / cyclin / 再生 / ゲノム編集 |
研究成果の概要 |
本研究では、我々は、イモリが心臓を再生するメカニズムの解明を目的とした研究を行った。その結果、イモリとマウスにおいてcyclin D1遺伝子の転写調節活性がある領域を見出すとともに、その転写活性をtdTomato遺伝子のmRNA量の変化で検出する方法を確立した。さらに、再生時における細胞周期制御因子の発現量の変化を解析した。加えて、イモリの心臓に凍結損傷を与えて再生を誘起する方法を確立した。 さらに、イモリの遺伝子モデル作成やインジェクションプロトコールの改良、イモリへのCRISPR/Cas9法の導入など、イモリのモデル実験系とバイオリソースの整備を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、イモリとマウスの心臓における再生能力の違いについて、心筋細胞の増殖能の違いに着目して研究を行った。細胞増殖進行の鍵となるcyclin Dという、イモリとマウス共通の遺伝子の機能に着目することで、異なる動物間での比較研究により再生能力を明らかにしていくための道を開いた。 同時に、本研究で整備されたイベリアトゲイモリの実験系やバイオリソースは、再生現象にとどまらず、様々な研究に活用されていくことが期待される。
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