研究課題/領域番号 |
16K08477
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
野村 隆士 藤田医科大学, 医学部, 講師 (20325161)
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研究分担者 |
向後 晶子 群馬大学, 大学院医学系研究科, 講師 (20340242)
下村 敦司 北海道医療大学, リハビリテーション科学部, 教授 (50340237)
塚本 健太郎 藤田医科大学, 医学部, 講師 (80434596)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | コロナウイルス / カベオラ / ラフト / 膜ドメイン / アクチンフィラメント / CD13 / CD13 / クラスタリング / 細胞 / ウィルス |
研究成果の概要 |
ウイルスの細胞への感染初期過程において,我々は「吸着」と「侵入」の間に新たな「滑走」過程が必要であるウイルスを報告した。このウイルスの移動には,膜ドメインの“マクロ”クラスター形成が必要であった。今回,細胞膜上でウイルスを移動させるメカニズムを明らかにするため,抗体を用いて細胞膜上にあるレセプターを架橋し,その動態を解析した。その結果,膜ドメインの“マクロ”クラスター形成は,細胞膜直下のアクチンフィラメントに依存することが判明した。しかし,この現象は他の培養細胞株では確認することが難しかった。また,多重蛍光標識ウイルスの作製も試みたが完成には至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウイルスの細胞への感染初期過程を知ることは,ウイルス感染の防御法,治療法などを考える上で重要である。この感染初期過程において,吸着部位と侵入部位は 暗黙的に“同じ”であると考えられていることが多い。しかし,新たな感染過程として吸着後に「滑走」する過程が必須であるウイルスの存在を我々は明らかにした。本研究では,これをさらに推し進め,この「滑走」過程の詳細を解析することを試みたが,細胞株の違いによっては,この現象をとらえることができなかった。そのため,「滑走」過程を各種細胞株に適用し,多角的かつ詳細な解析を行うことが今後の課題であると言える。
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