研究課題/領域番号 |
16K08482
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 東京大学 (2017-2019) 奈良先端科学技術大学院大学 (2016) |
研究代表者 |
中西 慶子 東京大学, 定量生命科学研究所, 助教 (30415252)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 細胞分化 / 小胞体ストレス / カルシウム / 小胞体膜動態 / 筋発生 |
研究実績の概要 |
筋前駆細胞である筋芽細胞が筋蛋白質を発現する筋管細胞に分化する筋最終分化過程(以降筋分化と呼ぶ)において、一過的に小胞体ストレス応答が生じ、これが筋分化過程において重要な役割を果たしていることを私たちは以前報告した。更に分化過程に組込まれた生理的小胞体ストレスの発生源が小胞体内カルシウム枯渇であることを突き止め、小胞体内カルシウム枯渇をイメージングによって可視化することにより直接的に証明した。また小胞体内カルシウム枯渇に伴って生じる小胞体の球状構造を発見し、これをSARC Bodyと命名した。 今回私たちは、個々の細胞におけるSARC Body形成の有無と細胞内カルシウム濃度変化との関係をカルシウムイメージングよって検討した。筋芽細胞に対してThapsigarginを用いて小胞体内カルシウム枯渇を誘導し、カルシウム指示薬としてFluo-8を用いたタイムラプス観察を行った。その結果、細胞毎のカルシウム濃度変化には大きなばらつきがあり、細胞内カルシウム濃度変化の大きさとSARC Body形成の有無との間には一定の相関があることが明らかになった。
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