研究課題
基盤研究(C)
大脳基底核の機能解明を目指し、マルチスケールイメージングによる神経活動計測法を開発し、パーキンソン病様モデルマウス等の脳機能計測を行った。1. in vivo 全脳神経活動計測法としての定量的活動依存性マンガン造影 MRI (qAIM-MRI) の最適化を行い、パーキンソン病様マウスで神経活動が変化する領域を明らかにした。2. パーキンソン病様マウスの運動能力試験を行い、神経活動と相関を示す領域を見出すことに成功した。3. in vitro Ca2+ イメージング法により、線条体の直接路ニューロンと間接路ニューロンとでは応答の入力周波数依存性が異なることを明らかにした。
本研究では、in vivo, in vitro イメージングによる神経活動計測に加えて表現型を行動学実験により定量化した。このようにある疾患モデル動物に対して、マルチスケールかつマルチディメンジョンのデータを組み合わせて解析を行うことで、疾患による細胞レベルから大規模神経回路までの多階層での神経活動の異常、及びその相互関係を明らかにすることができる。加えて、このマルチスケールイメージングは同一個体で行うことが可能であり、多階層から成る脳・神経系の理解に貢献する。
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