研究課題/領域番号 |
16K08497
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
神鳥 和代 香川大学, 医学部, 助教 (40457338)
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研究分担者 |
徳田 雅明 香川大学, インターナショナルオフィス, 教授 (10163974)
山口 文徳 愛媛県立医療技術大学, 保健科学部, 教授 (40271085)
董 有毅 香川大学, 医学部, 助教 (90457341)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 希少糖 / D-アロース / TXNIP / 癌治療 / MAPK / 抗腫瘍作用 / MAP kinase / 抗腫瘍 / MAPキナーゼ / 癌抑制 / ユビキチン-プロテアソーム / トランスレーショナルリサーチ / ユビキチンプロテアソーム / 癌細胞 |
研究成果の概要 |
これまでに、培養癌細胞で希少糖の一種D-アロースによりthioredoxin interacting protein (TXNIP)の発現が誘導され、それにより増殖抑制を引き起こすことがわかっており、この作用を利用した癌治療法の開発が期待されている。本研究ではこの発現誘導の分子メカニズムを解析し、p38MAPK 経路およびErk1/2経路、転写調節因子MondoAが重要な役割を担うことを明らかにした。また腫瘍モデルマウスでD-アロースが増殖抑制効果を示すこと、その際TXNIPを含む細胞周期制御因子の発現が増加することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
D-アロースは入手が困難で高価なことから、その生理作用についてほとんどわかっていなかった。近年香川大学で大量生産が可能になったことから解析が進み、癌細胞の増殖を抑制することが明らかになった。この作用は将来D-アロースを癌治療に利用できる可能性を示しており、それに向けて作用機構の解析は必須である。そのため本研究ではD-アロースの癌細胞増殖抑制作用において中心的な役割を担うTXNIPの発現誘導機構の解析を行った。またD-アロースのモデルマウスにおける抗腫瘍効果およびその作用機構の解析から、臨床応用の可能性がさらに裏付けられた。
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