研究課題/領域番号 |
16K08508
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 元彦 愛知医科大学, 医学部, 教授 (40292122)
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研究分担者 |
林 寿来 愛知医科大学, 医学部, 講師 (30533715)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | シグナル伝達 / G蛋白質 / 血管新生 / 血管内皮増殖因子受容体 / 生理学 |
研究成果の概要 |
血管増生を伴う虚血心筋モデルから同定されたG蛋白活性調節因子(Activator of G-protein Signaling, AGS8)は、血管内皮細胞において血管内皮増殖因子を介する細胞内シグナルを制御し、血管新生に関与していた。AGS8は細胞内でG蛋白質Gβγサブユットおよび血管内皮増殖因子受容体と複合体を形成し、受容体の細胞内分布をコントロールしていた。組織を用いた検討でも、AGS8による血管新生制御が確認された。AGS8が生体内の血管新生制御の新たな起点として機能していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血管内皮増殖因子は様々な疾病に伴う異常血管新生の標的とされている。血管内皮増殖因子は再生医療からも注目を浴びており、その細胞内シグナル制御を明らかにすることは非常に重要である。本研究によりAGS8が血管内皮増殖因子受容体の調節に関与することが明らかとなった。血管内皮増殖因子自体を標的とした抗体治療が行われているが、これらによる効果が不十分な時、または、副作用により使用できない時、AGS8が血管新生シグナルを制御する新しい治療標的となり得ると考えられた。
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