研究課題/領域番号 |
16K08510
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生理学一般
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研究機関 | 生理学研究所 |
研究代表者 |
岡田 俊昭 生理学研究所, 生体機能調節研究領域, 研究員 (00373283)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | アニオンチャネル / Maxi-Cl / ATP放出 / anion channel / ATP release / 分子同定 / 生理学 / イオンチャネル |
研究成果の概要 |
本研究はマウスC127細胞において同定されたMaxi-Cl コア分子、SLCO2A1がチャネルのポアを構成する成分であるかあるいはそれ以外の重要な因子であるのかを示すこと、及び内在的に発現しているSLCO2A1がC127細胞のみならず種々の細胞において普遍的にMaxi機能を担う分子であるかを示すことを主目的とした。研究期間中にこれらの目的の少なくとも一部は達成され、これまでに論文1報を発表、他に1報が受理された。さらに2度の学会発表を行った。また、関連する内容のレビューを共著者として2報発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞外に放出されたATPは恒常性を維持するという生体にとって有益な反応を誘起する一方で、生体に不利益な反応をもたらすこともあるため、生理学的・医学的観点から広く注目されている。ATP放出性チャネルとして知られるMaxi-Clの分子機構を解明することにより、チャネルを介したATP放出による様々な生理学的・病理学的現象について分子論的な理解が深まることが期待される。医療分野においても、例えば心臓や脳における虚血-再灌流時に発生するATP放出が関与する組織のダメージ(心筋梗塞、脳梗塞)を軽減するような治療法の開発などの一助となることが期待される等、今後の研究の進展により様々な貢献が期待できる。
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