研究課題/領域番号 |
16K08527
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
犬束 歩 自治医科大学, 医学部, 助教 (30584776)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | オキシトシンニューロン / オキシトシン受容体 / 前頭前皮質 / GFP-dependent Cre / 逆行性感染 / 視床室傍核 / 遺伝子発現制御 / ウイルスベクター / ノックインマウス / オキシトシン / 視床下部室傍核 / ナノボディ / アデノ随伴ウイルスベクター / Cre-DOG / オキシトシン神経 / 投射経路 / DREADD |
研究成果の概要 |
視床下部に局在するオキシトシン神経は多様な脳領域に投射しており、社会行動・摂食・ストレス応答といった多様な生理現象に関与している。本研究は、複雑な入出力を持つオキシトシン神経の個別の投射経路を選択的に描出・活動操作し、その機能分担あるいは機能連関を明らかにすることを目的とした。研究成果として、前頭前皮質のオキシトシン受容体発現細胞には従来報告されているソマトスタチン陽性インターニューロン以外の投射ニューロンが存在することを見出した。また、逆行性感染するAAVベクターを用いた遺伝子発現制御によって、視床室傍核のオキシトシン受容体発現細胞が扁桃体に投射していることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、社会性に関わるホルモンとして知られるオキシトシンの効果がなぜ多様に変化しうるのかを調べたものです。オキシトシンを作り出す神経は脳内の様々な場所に繋がっています。この繋がりは複雑ですが、遺伝学的な手法を駆使することでそれを解きほぐすことができてきました。今後は得られた知見を基に、それぞれの繋がりがどんなはたらきをしているのかを明らかにします。
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