研究課題/領域番号 |
16K08532
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
増渕 悟 愛知医科大学, 医学部, 教授 (80362771)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | circadian / sleep / hypoxia / 低酸素 / 行動リズム / 時計遺伝子 / 担癌マウス / 癌 / 生物リズム / 腫瘍低酸素 / 概日リズム / 生物時計 |
研究成果の概要 |
腫瘍低酸素とホスト個体リズムの関連を知るためにまずマウス個体に様々な時間帯に低酸素を暴露し概日リズムの変化を評価した。リズムの反応は休息期(明期)の低酸素が最も強く低酸素暴露に続く活動期(暗期)の活動量の低下と活動終了期の活動量の上昇という2相性の反応であった。この反応は時計遺伝子に依存しない波様の反応が活動期に重なることで生じることが分かった。また休息期低酸素によって脳内で上昇する睡眠関連物質がこの波様の反応に関与していること、そして休息期低酸素で誘導される別の因子がこの波様の反応に対抗することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
休息期の低酸素により行動の2相性の変化、波様反応が起こることを初めて明らかにした。これは休息期の低酸素による病態(睡眠時無呼吸症候群、高山病の睡眠後の悪化)を理解するために有用である。特に治療抵抗性である睡眠時無呼吸症候群(Co-Morbid Insomnia and Sleep Apnea, COMISA)ではマウスの行動に対応した昼間の強い眠気と夜間の不眠が起こることから我々の研究結果から得られる示唆が多いと思われる。
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