研究課題/領域番号 |
16K08533
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
田中 進 関西医科大学, 医学部, 准教授 (30399472)
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研究協力者 |
児玉 亨
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | オレキシン / 睡眠 / 覚醒 / PLAGL1 / 転写制御 / ナルコレプシー |
研究成果の概要 |
オレキシンは様々な生理活性を有する。我々の以前の研究にて転写因子PLAGL1のオレキシンニューロンでの発現が示唆された。本研究では、PLAGL1のオレキシン転写制御への関与を検討した。 大部分のオレキシンニューロンにて核内のPLAGL1を確認した。断眠によりオレキシンニューロン核内でのPLAGL1の偏在を見出した。ChiP-PCRによりPLAGL1がマウス視床下部オレキシン遺伝子上流制御領域に結合することが明らかとなった。さらに、胎児の視床下部へのPLAGL1強制発現は視床下部オレキシン転写を促進した。 これらの結果はPLAGL1がオレキシン転写を調節している可能性があることを示唆していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により見いだされたオレキシン転写制御因子を用いることにより、ある程度オレキシンニューロンへの分化が決定した幹細胞のオレキシン発現を安定させられると考えられる。それはナルコレプシーの根本治療へとつながっていく。さらにオレキシンニューロン数を安定させることにより、ナルコレプシー患者血清ならびに脳脊髄液中に存在すると考えられているオレキシンニューロン脱落因子の探索を可能とし、ひいてはナルコレプシーの病態解明につながっていく。
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