研究課題/領域番号 |
16K08550
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
土屋 浩一郎 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 教授 (70301314)
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研究分担者 |
石澤 有紀 徳島大学, AWAサポートセンター, 准教授 (40610192)
池田 康将 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (60432754)
宮本 理人 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(薬学域), 助教 (60456887)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 亜硝酸イオン / 硝酸イオン / グルカゴン / 一酸化窒素 / 亜硝酸塩 / 硝酸塩 / αTC細胞 / AMPK / 糖尿病 / 亜硝酸 / 生理活性物質 |
研究成果の概要 |
本研究では、αTC細胞を用いてグルカゴン分泌に対する亜硝酸塩の影響を検討した。亜硝酸塩をαTC細胞に添加した場合、グルカゴン分泌の濃度依存的な減少が確認された。さらに、亜硝酸塩の添加によりAMPKのリン酸化が観察され、これはAMPK阻害剤であるcompoundCの存在下では、グルカゴン分泌の抑制が解除された。また、糖新生に関与する肝臓細胞を用いて亜硝酸塩の影響を調べたところ、亜硝酸塩は糖新生を抑制する事が明らかになった。以上の結果より、亜硝酸塩は空腹時血糖を改善する可能性を有することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は硝酸塩を食物から摂取しており、その一部は口腔内細菌によって亜硝酸イオンに還元され、さらにNOへと変換されている。実験動物に亜硝酸イオンを経口投与すると空腹時血糖値の有意な低下が観察されたことからグルカゴン分泌に対する亜硝酸イオンの影響を検討したところ、亜硝酸イオンはAMPK活性化を介してグルカゴン分泌および肝細胞からの糖新生に影響を与えていることが示唆され、亜硝酸イオンの新たな生理作用を見出した。
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