研究課題/領域番号 |
16K08586
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
小谷 武徳 神戸大学, 医学研究科, 助教 (40455960)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 細胞寿命 / 腸上皮細胞 / 腸内容物 / リゾホスファチジン酸 / 常在細菌 / 短鎖脂肪酸 / 神経新生 / 腸内細菌 / ターンオーバー |
研究成果の概要 |
成熟した腸上皮細胞の寿命は短い(3~4日)ことが知られているが、この細胞の寿命制御が腸上皮の恒常性維持に重要であると考えられている。本研究において研究代表者は、短鎖脂肪酸やリゾホスファチジン酸がマウス小腸上皮細胞の寿命を制御することを見出した。また、細胞内においてはMek-ErkシグナルやTsc2-mTORC1シグナルが腸上皮細胞の寿命を制御する重要なシグナル伝達経路であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、最終分化した細胞の一生を観察する組織として非常に優れている腸管をモデルとして、腸上皮細胞の寿命決定の分子基盤について解明を進めた。本研究の成果は、腸上皮細胞の寿命制御機構の全容解明に寄与出来るだけでなく、腸上皮細胞の寿命制御の破綻に起因する腸炎発症機構の理解についても寄与出来ることが想定され、クローン病や潰瘍性大腸炎を始めとする慢性炎症性腸疾患の治療法や診断法の開発において有力な情報を提供できる可能性がある。
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