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マウス胚発生におけるメチル化DNA結合タンパク質CIBZの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 16K08587
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 医化学一般
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

松田 永照  奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (00335481)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード初期胚発生 / DNAメチル化 / メチル化DNA 結合タンパク質 / 転写因子 / 細胞増殖 / 細胞死 / ES細胞 / 胚盤胞 / 胎生致死 / メチル化DNA結合タンパク質 / DNAメチル化酵素 / Cre-loxPシステム / 胚発生 / DNAメチル化結合たんぱく質 / Cre-loxP / マウス初期胚発生 / ヘテロ接合体マウス / CIBZ / Cre-LoxP / ハプロ不全 / ノックアウトマウス / BTB型Znフィンガータンパク質 / 胚性幹(ES)細胞
研究成果の概要

転写因子CIBZの生理機能を調べるため、CIBZのヘテロ欠損(Δfl/+)マウスの作製と解析を行った。その結果、野生型の胎仔と比較して、Δfl/+胎仔が胎生6.5日目(E6.5)から細胞死の亢進と細胞増殖の阻害により縮小し始め、E9.5で死に至ることを示した。初期胚発生を模倣する実験では、Δfl/+胚は着床前までの発生は正常を示すが、着床後の胚発生は遅延を示した。さらに、胚盤胞から樹立したΔfl/+のES細胞は野生型と比較して、CIBZの発現は半分に低下したがES細胞の特徴である未分化性を維持した。以上のことから、CIBZの発現はマウス初期胚の発生に必須であることが明らかにされた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

哺乳類では、DNAメチル化は遺伝子の発現制御を介して細胞の増殖や分化、細胞死などの運命決定に重要な役割を果たすことが知られている。DNAメチル化機構の柱であるメチル化酵素が初期胚の発生に必須であることが示されている一方で、もう一つ柱のであるメチル化DNA 結合タンパク質(MBP)をコードする遺伝子群の欠損マウスでは初期胚の発生に異常が示されなかったため、胚発生におけるMBPの重要性が明らかにされていない。本研究では、MBPの中で初めてCIBZがマウス初期胚の発生に必要であること、CIBZのゲノムのコピー数が重要であることを明らかにしたもので、学術上、応用上貢献するところが少なくない。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2022-12-28  

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