研究課題/領域番号 |
16K08602
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
金田 勇人 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (40528212)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 幹細胞老化 / microRNA / 組織幹細胞 / 間葉系幹細胞 / 腸管上皮幹細胞 / 老化 / 再生 / 恒常性 / 幹細胞 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
特定の成長因子の投与により幹細胞機能のみならず、組織レベルで加齢性機能障害が改善される事が示され、幹細胞老化の制御による新しい老化制御研究領域が開拓された。しかし、加齢により生体恒常性が破綻するメカニズムは未だほとんど解明されていない。私達はこれまでにmicroRNAが幹細胞の機能制御に重要であることを明らかにしており、幹細胞老化にも重大な影響を及ぼしていることが推測された。本研究では幹細胞老化のメカニズム解析を行い、その結果に基づいて幹細胞老化を誘導できる遺伝子改変マウスを作製した。そのマウスでは老齢マウスと同様の分子動態が一部認められたことから、老化解析の有用なツールとなる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界的な高齢化の進行により老化研究が推進されつつあるが、未だ老化自体の分子メカニズムはほとんど明らかになっていない。幹細胞老化を調べることで、細胞老化と個体老化との関連を分子レベルで理解できる可能性がある。本研究では様々な幹細胞老化に共通する分子機構を調べ、それに基づいて幹細胞老化を模倣する遺伝子改変マウスを作製した。老化メカニズムの一端を解明しただけでなく、このマウス自体が次の老化研究に有用なツールとなり得る。がんを含む老年性疾患の克服と健康寿命の延伸に向けた重要な一歩となる成果だと考えられる。
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