研究課題/領域番号 |
16K08607
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
西島 和俊 秋田大学, バイオサイエンス教育・研究サポートセンター, 准教授 (70435874)
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研究分担者 |
西田 裕一郎 佐賀大学, 医学部, 講師 (50530185)
新見 学 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (80644898)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | リポタンパクリパーゼ / 中性脂肪 / ノックアウトウサギ / 脂質代謝異常 / 運動効果 / CRISPR/Cas9 / 脂質代謝 / リポ蛋白リパーゼ / メタボリック症候群 / モデル動物 |
研究成果の概要 |
運動の効果に関連すると考えられるリポタンパクリパーゼ(LPL)の作用を明らかとするためにCRISPR/Cas9システムを用いて遺伝子欠損ウサギを作出し、その特性を解析すること研究の目的とした。LPLはトリグリセリド(TG)の代謝に不可欠な酵素であり、ホモ欠損個体は致死となると考えられた。成体まで生存し、かつ高TG血症を示したウサギ個体について、定量的PCR法により脂質代謝関連遺伝子の発現解析を行った結果、ヒラメ筋においてはPGC-1α、GLUT4、CRT-1、HMG-CoA、FAS等の発現が低下していたのに対し、肝臓ではPPAR-γ、SREP-2、CPT-1、FAS等の発現が上昇していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
LPLは中性脂肪を遊離脂肪酸とグリセロールに加水分解し、血中の中性脂肪を低下させることから肥満・メタボリック症候群の治療ターゲットとなると考えられてきた。しかし、本研究により、LPLの作用は臓器により異なる可能性が示唆され、治療ターゲトとする際には慎重な検討が必要であることが示された。
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