研究課題/領域番号 |
16K08608
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
惣宇利 正善 山形大学, 医学部, 准教授 (20292419)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 凝固第XIII因子 / トランスグルタミナーゼ / 巨核球分化 / 細胞内基質 / 凝固XIII因子 / 巨核球 / 酵素 / 血球分化 |
研究成果の概要 |
血漿トランスグルタミナーゼ(TGase)である凝固第XIII因子Aサブユニット(FXIII-A)は巨核球などの細胞内にも存在し、核内タンパク質を修飾し得ることが見出されている。本研究では、FXIII-Aの核内基質を同定した。FXIII-A欠損および組織型TGase欠損マウスを用いた解析から、FXIII-Aが巨核球での核内タンパク質修飾に寄与し、巨核球の分化に抑制的な機能を示すこと、FXIII-Aの核内基質が巨核球分化にしたがって増加するものの、FXIII-Aの存在によりその増加は抑制されることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
FXIII-Aが巨核球の分化に寄与すること、細胞内の基質タンパク質を同定したことは世界的にも全く新しい発見である。巨核球は血小板産生の元となる細胞であり、血小板減少症における治療や、再生医療における幹細胞・iPS細胞からの血小板産生効率の上昇に向けた新たなヒントとなる可能性がある。
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