研究課題/領域番号 |
16K08624
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
村田 陽二 神戸大学, 医学研究科, 准教授 (60400735)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | チロシンホスファターゼ / 腸上皮細胞 / 腸管免疫 / 腸炎 / がん / 炎症性腸疾患 / 大腸がん / 腸内細菌 |
研究成果の概要 |
本研究では、腸上皮細胞特異的な発現を示すチロシンホスファターゼSAP-1およびその関連シグナル分子による腸上皮細胞を介した腸管免疫制御機構の解析を進め、SAP-1の基質分子であるCEACAM20、およびSAP-1関連分子であるSrcファミリーキナーゼやCskが、腸炎モデルマウスを用いた解析などによりin vivoにおいて腸炎の病態形成に関与すること、また、これらシグナル分子による腸管免疫の制御機構の一端を明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腸管における免疫応答の異常は大腸炎や大腸がんの病態形成に深く関わることが知られている。しかしながら、腸管を構成する腸上皮細胞による免疫制御機構については不明な点が多い。本研究により、腸上皮細胞による腸管免疫制御機構の一端が明らかとなった。また、その制御機構の異常が腸炎の病態形成に関わることが腸炎モデル動物を用いた解析から示唆された。今後、更に本研究を進めることにより、免疫異常と関連する腸炎や大腸がんなどの消化管疾患の新たな診断法や治療法の開発の糸口が得られることが期待される。
|