研究課題/領域番号 |
16K08629
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
川上 潔 自治医科大学, 医学部, 教授 (10161283)
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研究協力者 |
池田 啓子
杉本 大樹
畝川 美悠紀
鈴木 則宏
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 家族性偏頭痛 / ナトリウムポンプ / カルシウムイメージング / 大脳皮質拡延性抑制 / CSD / Caイメージング / ナトリウムポンプα2サブユニット / 偏頭痛 / 家族性片麻痺性偏頭痛2型 / トランスジェニックマウス / ナトリウムポンプα3サブユニット / 片頭痛 / c-FOS |
研究成果の概要 |
1 家族性片麻痺性偏頭痛で同定されたATP1A2点突然変異E700Kを導入したマウスでは、CSDの拡散速度が大きく,電位低下からの回復に長い時間がかかった。CSD誘起の閾値は、メスマウスにおいて低かった。 2 生体内でニューロン及びアストロサイトのCa2+濃度変化を解析した。(1)CSD誘導後、Ca2+濃度の上昇を示したアストロサイト数は、Atp1a2欠損マウスで有意に多かった。(2)細胞内Ca2+濃度変化パターンは、Atp1a2欠損マウスにおいてアストロサイト細胞内領域間で同調性が低かった。 3 炎症性マーカーとして知られるIba-1の発現が、Atp1a2欠損マウスで発現が亢進していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これらにより、ヒト患者で見つかる変異を導入したマウスが、CSDの属性に変化をきたしており、偏頭痛のモデルとして有効であることを明らかにできた。これらの結果により、Atp1a2欠損マウスのアストロサイトでの機能的な変化が示唆された。
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