研究課題/領域番号 |
16K08634
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
鈴木 亜香里 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 副チームリーダー (00391996)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 関節リウマチ / 抗シトルリン化抗体 / 関節炎マウス / GWAS / リスク遺伝子 / ペプチジルアルギニンデイミナーゼ / シトルリンか / ダブルノックアウトマウス / 全ゲノム関連解析 / 疾患モデルマウス / ぺプチジルアルギニンデイミナーゼ / 効シトルリン化抗体 / 全ゲノム関連解析法 / モデルマウス / 遺伝子 / 遺伝子発現 |
研究成果の概要 |
GWASにより同定されたPADI4遺伝子欠損マウスを用い、CIA実験を行ったところ、欠損マウスではスコアの低下、炎症性サイトカインの減少が見られた。PADI4遺伝子を欠損させることでPADI2、PADI6遺伝子が誘導され、PADI4の機能的欠損を補っている可能性が示唆された。PADI4とPADI2を同時に欠損するマウスを作成し、関節炎発症を検証している。また、ヒト関節炎の発症メカニズムを知るために、関節炎モデルマウスの免疫組織の時系列ホールトランスクリプトーム解析を行っている。これらの解析により関節リウマチ関連遺伝子として同定された遺伝子群がどのような挙動を示すか明らかにすることができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
GWASによる多因子性疾患の原因またはリスクとなる遺伝子の同定はすでに確立した手法となり、検体数を増やし、より効果の小さい遺伝子の同定を行うことも容易となった。一方で発見された遺伝子がどのようなリスクを及ぼすか明らかになるケースは少ない。本研究ではモデル動物を用いることで疾患の原因となることを証明できたが、非常に時間がかかる。そこでモデル動物の時系列解析データを用い、リスク遺伝子全体の疾患への関与タイミングがわかると考えている。ヒトでは疾患になる前から遺伝子変化をモニターすることはできないため、モデル動物をつかって発症に伴ってリスク遺伝子がどのように変動するか調べることは非常に高い意義がある。
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