研究課題/領域番号 |
16K08705
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
水津 太 北海道大学, 遺伝子病制御研究所, 准教授 (90431379)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | Akt / Inversin / 細胞極性 / リン酸化 / 一次繊毛 / 嚢胞腎 |
研究成果の概要 |
ヒトInversinのAktリン酸化サイトアミノ酸配列Thr-Ser-Thr(864-866)は霊長類などの高等動物には保存されているが、マウスやカエル、ゼブラフィッシュなどの動物群には保存されておらず、Inversinの細胞内局在やWntシグナル阻害活性に関しては全く影響が無かった。したがって、AktによるInversinリン酸化の機能的な保存性は無いと考えられる。またInversinは、転写活性中心の核内構造体へ集積し、ある特定の転写制御活性をもつことが明らかとなった。以上のことから、本研究では、Inversinが新規転写制御因子として機能していることが強く示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果を足掛かりに、Inversinをはじめとした様々な繊毛タンパク群のこれまでに知られていない転写制御因子としての生物機能発見に繋がると考えている。そして、それらの生物機能の理解により、これまで未解明であった繊毛タンパク異常が引き起こす平面内細胞極性異常や繊毛病発症の分子メカニズム解明の道標になると考えている。
|