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新規エネルギー代謝関連分子WDR6による老化制御機構と新たな老化病態モデル構築

研究課題

研究課題/領域番号 16K08713
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 実験病理学
研究機関長崎大学

研究代表者

小松 利光  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 技術職員 (70380962)

研究協力者 下川 功  
林 洋子  
研究期間 (年度) 2016-10-21 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードWDR6 / 自己炎症性疾患 / 老化 / カロリー制限 / 代謝 / 寿命 / 遺伝性疾患
研究成果の概要

新規代謝調節分子WDR6について、その機能を明らかにするため全身性および脳特異的にWDR6を欠損したマウスを作製し、解析を行った。その結果、全身性WDR6欠損マウスは成熟後に皮膚と関節に著しい炎症、脾臓・リンパ節腫大を示し、単球系細胞の増殖など、老化ではなく自己炎症性疾患を強く疑う表現型を示した。カロリー制限(CR)を施すと、これらの病態が抑制された。一方、通常飼育下の脳特異的WDR6欠損マウスでは、全身性欠損マウスで見られた病態は観察されなかったが、CR下ではCRの抗老化効果を減弱させるような結果が得られた。このことは、WDR6が各組織において異なる役割を有していることを示唆している。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によりWDR6の変異が自己炎症性疾患を引き起こす可能性が示された。遺伝性自己炎症性疾患は難病に指定されているものが多く、近年次々と新たな自己炎症性疾患が発見されている。WDR6はまだ未発見の自己炎症性疾患の原因遺伝子である可能性が高く、今後のヒトを含めた更なる解析により自己炎症性疾患の動物モデル構築と治療法開発に期待できる。
脳特異的欠損モデルでは、全身性欠損マウスのような疾患を示さない点、CRの低インスリンなどの特徴的変化を減弱させる点などから、WDR6が組織特異的な機能を有していることを明らかにした。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-10-24   更新日: 2020-03-30  

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