研究課題/領域番号 |
16K08731
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター (2018-2019) 東京大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
百田 洋之 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院, 医長 (60469971)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 脳腫瘍 / マウスモデル / 生体イメージング / ウイルス療法 |
研究成果の概要 |
マウスの脳に悪性脳腫瘍を発生させるRCAS/tv-aシステムを用いて、脳腫瘍を生体イメージングなどでモニターし、抗がん薬やウイルス治療の効果を調べる研究を行なった。このシステムは、癌遺伝子を組込んだレトロウイルスベクター(RCAS)と、RCAS受容体(tv-a)を脳細胞に発現した遺伝子改変マウス(tv-aマウス)を用い脳腫瘍を作成するもので、癌遺伝子とtv-aマウスの種類や組み合わせを変えることで、新たな脳腫瘍モデルの作成も可能である。共同研究も複数行い、脳腫瘍発生機構の解明や、新たな脳腫瘍マウスモデルの開発などの研究成果を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RCAS/tv-aシステムによる脳腫瘍マウスモデルは、研究代表者が国内へ初めて導入した正確性の高い(ヒトの腫瘍に近い)モデルであり、脳腫瘍発生機構の解明から新たな治療薬の開発まで、幅広い用途に応用できる。本研究により、目標とした新規薬剤の開発はできなかったが、ウイルス療法などの新規性のある治療法の効果をマウスで試験することができた。また、共同研究により、脳腫瘍の新たな病態解明や、新規脳腫瘍マウスモデルの開発を行い、論文発表することができた。
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