研究課題
基盤研究(C)
我々はこれまでに、「メタボリックシンドローム」を主な研究テーマとして、病変部における酸化ストレスの制御を切り口とした解析から、病変形成の一機序を解明してきた。特に、酸化ストレスが重要な炎症・アポトーシス誘発因子であることに注目して、唯一分泌型であることが知られている抗酸化酵素ヒトPRDX4のトランスジェニック(Tg)マウスを独自に作製し、様々な animal model の詳細な解析の中から、動脈硬化、糖尿病、非アルコール性脂肪性肝炎や肝細胞癌等を含む、生活習慣病から悪性腫瘍に亘る幅広い疾患に対するPRDX4の生体内防御作用を示してきた。
我々のグループでは、ヒトPRDX4 (hPRDX4)のトランスジェニックマウス(Tg)を独自に作製し、PRDX4が酸化ストレスおよび炎症性サイトカイン、アポトーシスを抑制し、メタボリックシンドローム回避に傾かせしめ得ることを解明してきた。これらの研究成果により、PRDX4の特殊性、特異性を際立たせることが可能となった。これら我々の包括的な基礎研究が、将来的に臨床応用にまで結びつけば、非常に有意な独創性・社会的意義を持っていると確信される。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 4件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 7件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 1件)
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